2021年03月09日 18:52

凸版印刷、JTB、JTB総合研究所の3社は、国土交通省が推進する「Project 「PLATEAU(プラトー)」」において、3D都市モデルを活用した民間サービス開発に参画し、現地での観光体験価値の向上、遠隔での観光体験価値の提供に取り組む。このたびその一環として、3D都市モデルとVPS(Visual Positioning System)を一体化し、高精度な拡張現実によるAR飲食店ガイドと、モバイルオーダーシステムを組み合わせたスマートフォン向けサービス(AR飲食店ガイド)を開発。3月10日~19日の期間で実証実験を実施する。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、国内外の旅行者が急激に減少し、地域の観光地では誘客が難しくなっている。飲食店選びの基準も「安全・安心」が重要視され、店舗の感染症対策情報や、店員と接触することなくオーダーできる「非対面・非接触」サービスへの移行が求められている。このような背景から3社は、AR飲食店ガイドとモバイルオーダーシステムを組み合わせたスマートフォン向けサービスを開発した。
新型コロナウイルス感染症対策に取り組む安全・安心な店探しからメニューの注文まで自身のスマホで行える「非対面・非接触」サービスを提供することで、アフターコロナを見据えて「ニューノーマル」に対応した新たな観光・飲食体験や地域経済活性化につながる効果検証を目的に、札幌市狸小路商店街で実証実験を実施する。