2021年03月03日 14:49

パナソニックとパナソニックプロダクションエンジニアリングは、ガンバ大阪と共同で、3月12日~14日にロボティックモビリティ「PiiMo(ピーモ)」を活用したスタジアム「ライド周遊」ツアーの実証実験をパナソニックスタジアム吹田で実施する。

同社の「PiiMo」は、駅や空港、病院などにおいて、長距離の移動における不安解消や施設スタッフの負担軽減を目的としたソリューションとして開発を重ね、2020年10月に販売を開始した。今回のスタジアム「ライド周遊」ツアーとしての実証では、ガンバ大阪がパナソニックスタジアム吹田の魅力を伝えるために実施しているスタジアムツアーに「PiiMo」5台を用いて有用性を検証する。

「PiiMo」は、車両に搭載されたセンサーで周囲の情報を感知しながら障害物との衝突を回避する自動停止機能と、前方車両の軌跡を正確に追従する追従機能を有している。ガイドが先頭の「PiiMo」を操縦するだけで、残り4台の「PiiMo」が一定の車両間隔を保ちながら追従することができる。もし、車両間を人が通った場合は、自動停止機能が働き追従走行を一時停止し、人が通り過ぎた後に走行を再開する。これらの機能を有する「PiiMo」に乗ることで、安心安全にグループやファミリーでスタジアムの周遊を楽しむことができる。

同社は、今回の実証を通じて施設イベント向けのレンタルパッケージサービスとして商品化を進め、スタジアムのみならず、水族館や博物館、遊戯施設、見学可能な工場など、さまざまな施設へのサービス導入を進めていく。

パナソニック