2021年03月02日 18:58

農業総合研究所と福岡ソノリクは、5月1日、福岡ソノリク関西物流センター内に「神戸センター」を開設する。

農総研と福岡ソノリクは、両社の有する農産物の仕入・販売網、物流事業に関するノウハウとその他の経営資源を相互に有効活用し、それぞれの企業価値の向上を実現することを目的として、2020年10月に資本業務提携を締結した。この度開設する神戸センターは、福岡ソノリクが所有・管理する「関西物流センター」を活用し、西日本エリアを中心とした農総研の取扱農産物の保管、荷捌き及び流通加工業務を行う。これらセンター機能の拡充により、これまで以上に多様な品目・形態の商品を受け入れることが可能となる。それにより九州をはじめとする遠方産地からの供給増にも対応できる体制を整えるとともに、拠点間物流の強化(効率化)の促進を図り、拡大するスーパーマーケット(以下、「スーパー」)からの農産物需要に対応する。

また、福岡ソノリク独自の保管機能を有したセンターを利用することで、貯蔵出荷に適している商品については、適切な保管と加工により付加価値を高めることが可能となり、特に農総研が成長ドライバーとして位置づけている「産直卸事業」の取扱規模拡大に貢献する。今後は西日本エリアにおける、農総研の集荷場からスーパー他販売店の物流拠点への輸送業務を福岡ソノリクが一手に担う予定だ。

神戸センターは5月1日操業開始(予定)。