2021年02月26日 16:37

Amazonは、2月25日、マンションでのAmazonの荷物の受け取りの煩わしさを解消するためのシステム「Key for Business」の導入を開始した。

Amazonは、顧客の注文時の配送オプションである「玄関等への置き配指定サービス」を、30都道府県でAmazonが発送するAmazonの荷物において標準の配送方法としている。これまでオートロック付きのマンションでは、顧客が不在の場合、配送ドライバーはマンションに立ち入ることができず、玄関等への置き配ができなかった。

米国などで先行導入している「Key for Business」は、Amazonから委託を受けた配送業者や配送ドライバーが専用の配送アプリからマンションのオートロックを解除できる仕組みで、顧客が不在でも玄関等への置き配が可能になる。具体的には、マンションのエントランスのドアまたはオートロックの装置と「Key for Business」デバイスを接続し、配送ドライバーは専用の配送アプリから、オートロックを解除できる。配送ドライバーがマンションに入館し、玄関への配達が完了するとロック解除の期限が切れ、それ以降は同じ日でもマンションに入館できなくなる。

Amazonは当初、国内で118万戸の賃貸建物を管理する大東建託パートナーズおよび、98万件以上にセキュリティソリューションを提供する綜合警備保障をはじめとする企業と協力して導入を進め、順次、パートナー企業を拡大しながら「Key for Business」を全国展開していく。

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