2021年02月25日 16:06

スローニュースは、2月24日、ノンフィクションに特化したサブスクリプション型Webサービス「SlowNews」の提供を開始した。

同社は2019年2月、スマートニュースの子会社として設立。ジャーナリズムの最も重要な役割を担う「調査報道」を次の時代にどのように残すのか、この難題に取り組むべく始動した。「SlowNews」では、ノンフィクションの傑作や話題の本、国内外の長編記事など厳選したコンテンツを届ける。「ネットと愛国」(安田浩一著)、「軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い」(松本創著)など話題の書籍や時代を超えた傑作、ノンフィクションや調査報道の長編記事を厳選して配信する。

書籍は、サービス開始時には、岩波書店、KADOKAWA、講談社、光文社、東洋経済新報社、文藝春秋の6社の協力の下、100冊以上のノンフィクション作品を掲出する。記事は、The New York TimesやThe Guardianなど海外メディアの調査報道の翻訳記事を収録。ピューリッツァー賞を受賞した米国「ProPublica」の記事は、日本で初めて「SlowNews」が提供。また、国内ではニュース週刊誌「AERA」(朝日新聞出版)から人物ノンフィクション「現代の肖像」の話題作を配信する。

同サービスはウェブベースで利用でき、コンテンツは横書き表示を基本とした。また、同社が調査報道に取り組むジャーナリストへ、取材費用の支援などを行う「調査報道支援プログラム」から、オリジナルコンテンツとして独占配信する。

利用料は月額1650円(税込)。

SlowNews