2021年02月25日 14:25

井上寅雄農園は、新規就農者とプロ農家をつなぐスキルシェアサービス「アグティー」に登録しているプロ農家と農業参入企業、または農業参入を検討している企業をマッチングするサービスを開始した。

農地法改正以降、農業参入企業や検討している企業は年々増えている。しかし、同時に撤退する企業もあり農業参入に対する計画性の甘さを指摘する声もある。今回のサービスでは無料で専門スタッフがヒアリングを行い「アグティー」に登録しているプロ農家などのアドバイザーをマッチングする。

一般的に農業コンサルタントに依頼するとなると相談だけで数万円、実際に契約を結んだ場合は数百万円から数千万円の費用がかかる。大手企業であれば問題ないかもしれないが、中小企業には負担が大きすぎる。そのため無料でヒアリングしてもらえてプロ農家をマッチングしてもらえる「アグティー」なら低コストで農業参入の相談をすることが可能。新製品開発や農業参入のためのユーザーインタビューなどにも活用できる。

また、企業は農業参入する前に自社製品に需要あるか調査するが、調査会社に依頼すると最低数万円の費用がかかる。同社で運営する農業動画のまとめサイト「ファーム・ラン」には約2800人の農業者ツイッターフォロワーがおり、ツイッターのアンケート機能を使い、農業者に向けてアンケートを取ることができる。

料金は、「ヒアリング」無料、「プロ農家などのアドバイザーマッチング」1万円(紹介5件まで)、「ファーム・ランを活用した農業者アンケート」3000円+回答1件につき100円。

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