2021年02月25日 11:50

株式会社「あしたのチーム」は、従業員数100名以上の企業で働くITエンジニア103名を対象に、「エンジニアの人事評価制度に関する認識調査」を実施し、その結果を公開した。まず今回の調査では、人事評価が一年に一度しか行われていないエンジニアが33.0%も存在していることが明らかになった。そのような中で、人事評価制度に不満を抱えているエンジニアは、32.3%存在していた。
さらに、人事評価が適切でないと思う理由については「人事や上司が個人の技術力をきちんと評価できない」が51.5%で、最も多い回答となった。エンジニアに対して正当な人事評価がされていないのであれば、エンジニア専用の新たな評価軸を設ける必要がありそうだ。実際に、エンジニア独自の人事評価については、80.5%のエンジニアが「必要である」と回答している。彼らが答える必要だと思う評価項目としては、「技術的な成果や独創性」や「案件の達成や遅延がないか」などが挙げられた。
人事評価制度は仕事のパフォーマンスに直結する。自分が行ってきた業務や成果が明確に評価される場であり、特に個人の力量によって大きく成果が変わってくるITエンジニアの世界ではさらに重要度が高まる。企業の競争力を向上させ推進するためにも、エンジニアの力を引き出す人事評価制度が求められるといえる。
なお、セミナー「エンジニアの評価、上手く出来ていますか? 現役CTOが語る!エンジニアの評価と目標設定について」を、3月11日(木) 16時よりオンラインにて開催する。詳しくはこちら。