2021年02月24日 15:03

キャリアートは、2月16日、障害のある当事者と雇用する企業双方の立場から情報を発信するコラムサイト「パラちゃんねるカフェ」をオープンした。

障害者雇用の促進をサポートする同社は、「視覚障害者はパソコンが使えない」「バリアフリーの職場ではないと身体障害者は雇用できない」「精神障害者はトラブルの因子となる」などの誤解や偏見により、面接につながらない例を多く見てきた。核心に触れず表面的な知識だけ取得している状態では本当の意味での「生きやすさ」を生まない。そこで、当事者と企業の生の声を集め、個々の違いの深さを知るきっかけをつくるためのコラムサイトをつくった。

「パラちゃんねるカフェ」は、「働く×障害」をテーマにコラムを発信(障害のある当事者が執筆)。働く上での心構え、自分のことを話す方法、トラブル回避法などを知ることができる。雇用する企業は、障害者雇用の推進方法を知ることができ、不安を抱える現場のハードルを下げるきっかけづくり、面接や個別面談における配慮事項の確認に活用できる。また、同サイトでは、身体障害、精神障害、発達障害、知的障害、難病、その他、障害の種別問わず、さまざまな「生きづらさ」を抱えている人の生の声を発信していく。さらに、障害者雇用を促進する企業のリアルな声を発信していくことで、障害に対する無知や偏見などの誤解を減らしていく。

同社は、障害者雇用に関する「心のバリアフリー」を進めるために、まずは多様性を「知る」ことが大切と考え、このコラムサイトを通して「誰もが特性を活かせる、多様な選択肢のある社会」を実現していく。

パラちゃんねるカフェ