2021年02月18日 16:52

凸版印刷は、電子レンジ用発熱シート「サセプター」の加熱効果をアップした新グレード「カリっとサセプター」を開発した。
同社は「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE Packaging」を掲げ、「ひと」に価値ある「スマートライフ バリュー パッケージ」を提供している。今回、「スマートライフ バリュー パッケージ」で提供するラインアップの1つとして、電子レンジ用発熱シート「サセプター」の加熱効果をアップした「カリっとサセプター」を開発。電子レンジ調理商品を取り扱う食品業界や流通業界などに向け、2月から販売を開始した。
「サセプター」は、アルミニウムの薄膜をPETフィルムに蒸着し、薄紙と貼り合わせた発熱シート。電子レンジで使用するとマイクロ波を吸収し、誘導加熱の原理によって表面を約200℃で加熱することができる。火を使用せずに、短時間で食材に熱を通し、こんがりとした焼き色をつけられることが特長だ。今回開発した「カリっとサセプター」はベースとなる紙に厚紙を使用することにより、最高到達温度が従来の「サセプター」よりも約20℃高めることができるため、電子レンジ加熱の効果を向上することが可能。従来の薄紙仕様サセプターと比較して、より「カリっと」したクリスピー感を味わえ、加熱調理する食品のおいしさを際立たせる。
同製品は、2月24日~26日まで開催される「2021東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースにて展示する。