2021年02月16日 18:22

コクヨは、PFUの協力のもと、現在開発中の新しい画像表示ツール「Display Direct(ディスプレイ ダイレクト)(仮称)」のプロトタイプを、コクヨの働き方の実験場「THE CAMPUS(ザ・キャンパス)」内のオープンラボに設置。2022年の発売を目指して概念実証を開始する。
「Display Direct(仮称)」は、複数人で行う会議や打ち合わせなど各人のパソコンなどの端末から共有ディスプレイに画面投影をするシーンにおいて役立つ、これまでにないワイヤレスかつ非ミラーリング型の文書出力表示技術を採用した新しい画像表示ツール。パソコンなどから印刷指示の要領で本体に送信された資料は、画像ファイルとして格納され、ディスプレイ上に表示される。個別に送信された複数の資料は、1つの資料であるかのように時系列に統合されるため、会議終了後に一括ダウンロードすることが可能だ。画面は専用のリモコンを使用すれば、誰でもページ送りなどの操作ができるため、資料を共有する人がパソコン操作から解放されることで、全員参加型の議論が活性化し、チーム内のコラボレーションを促進する効果が期待できる。
今回の概念実証では、会議の場で手書きメモを共有したいといったシーンが想定されており、PFUのパーソナルドキュメントスキャナー「ScanSnap」との連携を可能とし、デジタルとアナログを融合した、新たな会議スタイルの検証が可能となる。