2021年02月01日 16:34

山に登る業務全般を請け負う「株式会社山屋(やまや)」が、1月8日に設立した。
「山仕事」という言葉を聞くと、林業や山小屋を思い浮かべる人が多いかと思われる。しかし、山仕事は実際には他にも様々なものがある。山にどんな生物がいるのかといった「調査」、山で荷物を運ぶ「歩荷」、山での撮影等を潤滑に進行するための「安全管理」を始めとし、数多くの仕事がある。同社では、「山に登って行う仕事」を全て山仕事と考えている。「業務で山に登る必要があるが、少し不安がある」「山に関わる業務を誰かに頼みたい」という要望に山仕事のプロたちが応える。
「山に登って働きたい」、それが同社の願いだ。日本は国土の約7割を山地が占める山国。今日では登山に親しむ人が数多くいる。しかし娯楽としての登山が脚光を浴びる一方で、人々の生活を豊かにするため、国土を守るため、山に登って働いている人々がいることは、あまり知られていない。同社には喜びを感じながら山に登り、目的の達成のために全力で働く「山屋」がいる。同社は山岳ガイドや救助活動、フィールドワーカーとして培った技術と経験を、日本の山と山に関わって働く人々のために活かしたいと願っている。今までの仕事事例は、登山中に必要な荷物運び、監視カメラ設置、作業ルートの開拓、山の生物の調査、撮影や作業のコーディネートなど。その他、山に登って行う仕事であれば何でも気軽に相談が可能だ。