2021年01月29日 17:56

楽天が運営するフリマアプリの楽天「ラクマ」では、2020年4月16日~5月25日の緊急事態宣言期間中、本カテゴリーの取引件数が前年同時期比で2.9倍に拡大した。これを受け、ユーザー1万2191人を対象に「本に関するアンケート調査」を行い、昨年の緊急事態宣言発出以降の本に関する行動の変化や不用な本の所有状況などについて検証した。

まず、緊急事態宣言発出以降の読書時間の増減について調査したところ、全体では25.4%が「増えた」と回答。年代別では「10代」の31.3%が最多となり、若年層ほど読書時間が増加したことが明らかになった。また、フリマアプリで本を売買する機会の増減について調査したところ、全体では30.6%が「増えた」と回答。世代別では「10代」が39.2%と最多で、若年層ほどフリマアプリでの本の売買機会が増加傾向にあることがわかった。

現在、所有する一人あたりの「不用な本の平均冊数」について調査したところ、全体では平均76.4冊、世代別では「60代以上」が最多で134.4冊、次いで「50代」が110.5冊と、年代が上がるほど不用な本を多く所有していることがわかった。また、「不用な本の平均冊数」と2020年の楽天「ラクマ」の本カテゴリーにおける平均取引価格を掛け合わせ、不用な本の資産価値として、仮に楽天「ラクマ」で売却した場合に得られる金額を独自に算出したところ、「60代以上」は15万749円相当、「50代」では13万1418円相当になることがわかった。※仮に楽天「ラクマ」で不用な本を売却した場合に得られる金額を独自算出