
サイバネットシステムは「EndoBRAIN(R)」シリーズより、大腸癌の診断を支援する「EndoBRAIN(R)-Plus(エンドブレインプラス)」、ならびに潰瘍性大腸炎の炎症状態の診断を支援するソフトウェア「EndoBRAIN(R)-UC(エンドブレインユーシー)」の販売を、オリンパスより2021年2月5日から開始する。
「EndoBRAIN(R)」シリーズとは、事前に膨大な症例画像を学習したAIが、オリンパス製超拡大内視鏡「Endocyto(エンドサイト)」で大腸内視鏡検査中に撮影された高精細内視鏡画像情報を基に、医師による病変の診断予測をリアルタイムで補助するソフトウェア群。
このたび販売される「EndoBRAIN(R)-Plus」では、大腸内視鏡で得られた大腸粘膜の病変の画像をAIで解析し、その病変に対する非腫瘍、腺腫、浸潤癌、それぞれの病理診断予測を信頼度(%)で表示させることで、大腸内視鏡検査の診断を支援。搭載AIは、68,082枚の画像を用いて学習モデルを構築しており、性能評価試験の結果によると、感度91.8%、特異度97.3%の精度で病変の検出が可能で、内視鏡医の支援に足る十分な精度を達成している。
また「EndoBRAIN(R)-UC」は、大腸内視鏡で得られた腸管の画像をAIで解析し、潰瘍性大腸炎の炎症の有無の確率を信頼度(%)で表示させることで、炎症状態の診断を支援するソフトウェア。搭載AIは、44,096枚の画像を用いて学習モデルを構築しており、性能評価試験の結果では、感度95%、特異度91%、正診率92%と高い精度を達成している。詳しくはこちら。