2021年01月12日 09:21

福岡ソノリクは、野菜や果物との新しい出会いをプロデュースする「ソノリク農作物劇場」を1月よりスタートする。
農作物は、天候に左右されて、豊作時には供給過多で価格が下落、廃棄となることが多い一方、不作時には需要過多で相場が高騰する。農家にとって収入が安定せず、物流業者にとっても不安定な状況を改善するため、同社はこれまで、冷蔵機能を強化した輸送トラックの開発や、農作物から出るガスを抑制・排出する独自の保管技術の開発に取り組んできた。
こうした独自の保管技術や生産者とのネットワークを活用し、今回同社は新たに、消費者側の意識改革に取り組んでいく「ソノリク農作物劇場」をスタート。複数のパートナー企業と提携し、保存方法や加工方法、デザインを工夫することで、収穫期を過ぎたり、あるいは規格外となったり、様々な理由で出荷が困難となった農作物から新たな魅力を引き出し、消費者の元に新しい商品として届けていくことで、消費者側の「新鮮で綺麗なものがいい」という常識を変え、「より多様で豊かな農作物の世界」を目指していく。
第1弾として、オクラの新しい楽しみ方を提案する「御来楽(おくらく)」の販売を開始。農薬等の管理が行き届いたタイの契約農家で生産されたオクラを100%使用。その中でもコロナ禍で出荷困難となったオクラを乾燥させ、新たな商品開発に活用する。お湯やスープに溶かす、様々な料理に調理の過程で調味料のように加える等、様々な方法で味わえる商品だ。
価格は、100g1680円、300g4680円(すべて税込)。販売日は1月8日。