2021年01月05日 18:42

「東日本大震災発生時に0歳だった赤ちゃんが、無事にハタチを迎えるその日まで。」そんなコンセプトの下、2011年に立ち上げた公益社団法人「ハタチ基金」。名前の通り、2011年から20年間と期間を定めて、東日本大震災で大きく被災した、宮城、岩手、福島の3県で、子どもたちに学び・自立の機会を提供するために活動する事業団体の取り組みを支えている。

今回、活動10年目を迎えるにあたり、ハタチ基金の特別サイトを立ち上げた。この10年間で行った支援内容や子どもたちの様子を年表で紹介し、震災で浮かび上がった課題や解決のために行った取り組みを振り返ることができる内容となっている。

また、今回、各支援団体の利用者や支援者たちが、震災10年目に向けて思いを語り動画にまとめた。メッセージを送ったのは、活動開始当初に支援を届けた親子、被災体験を経て地域を支えたいと学ぶ学生、自分と同じく被災経験をした子どもたちを支えたいと支援者になった青年たち。震災を経験した当事者の思いを知るきっかけにもなる特別な動画となっている。

10年を細かく振り返ることによって、被災地支援のあり方が年を追うごとに変わっていくことがわかり、地域のニーズに合わせて変えていくことの重要性も見えてきた。災害大国・日本で、今後の被災地支援を行っていく上での参考にもなる内容となっている。ハタチ基金10周年特別サイトはこちら