2021年01月04日 17:10

美波町(徳島県海部郡)では、町の経済を支えた廻船問屋「谷屋(たんにゃ)」において、起業・運営を行う地域おこし協力隊(応募者提案型)を2021年1月4日(月)より開始する。

今回のプロジェクトで地ビール醸造所になる予定地は、美波町日和佐地区日和佐浦の古い漁村集落の町並みを残す「あわえ」にある廻船問屋「谷屋(たんにゃ)」。谷家は、恵まれた海・山・川の自然環境を活かし、幕末頃から廻船問屋(海運業)を始め、明治末期まで営んでいた。

2015年に始動した「谷屋活用検討チーム」は、調査や家内の清掃等を含め、議論を重ねてきたが、なかなか活用について具体的な案が決まらず2018年12月には保存改修工事に着手。翌年9月には、谷屋活用検討チームを中心に「(仮)日和佐浦まちづくり協議会準備会」をスタート、谷屋の活用について具体的な協議を月1回のペースで行い、今回募集に至った主屋東側の離れで地ビールの醸造を行う案が活用案の一つとして提案された。

今回は、「谷屋」において地域交流拠点施設と地ビール醸造所として運営管理及び起業を行う地域活性化の担い手、美波町のファンになってくれる人を募集する。勤務時間は週5日以内とし、その勤務時間は、1日につき6時間45分を基準としてフレックスタイムで勤務。報酬等は月額160,000円(社会保険料等自己負担分含む)。今回、公募で選定された人には、地域おこし協力隊任期(3年)終了後、本物件を有償にて貸与する。詳しくはこちら