2020年12月28日 17:39

エシカルパソコンを販売するZERO PCは、ブルーフォージャパンの出資の元、都内の児童養護施設向けに20台のパソコンを提供し、子どもたちのIT教育への貢献を目指す。
エシカルなパソコンであるZERO PCは、環境負荷ゼロ、難民ゼロを目指すパソコン。主に企業から廃棄されたパソコンを新品同様に再生することで、環境負荷を大幅に下げる取り組みをしている。新品のパソコンをつくるのに排出されるCO2の量は約300kgと言われる一方、ZERO PCは、パソコン本体のアップサイクル、工場電力の100%自然電力化により20kg未満の排出で済むため、およそ90%のCO2の削減につながる。
また、ピープルポートでは、母国での紛争などを理由に日本に避難をしてきた「難民」の雇用創出に取り組んでいる。さらに、引き取ったパソコンの買取金額相当を、子ども支援に取り組むNPO団体へ寄付する取り組みを行っている。
企業では数年おきにPCのリースアップや買い替えが行われているが、古いと売れない、セキュリティ上処分がむずかしい、環境に配慮した処分はコストが高い、など、多数の課題がある。今回のコラボレーション事業では、ブルーフォージャパンが取り組んできたIT教育を補完するものとして、ピープルポートによるアップサイクルされたパソコンを児童養護施設の児童たちに供給するだけではなく、その背後にある社会課題を伝える考える貴重なきっかけとすることを目的としている。