2020年12月25日 13:24

クリエイティブジャパンは、12月24日、電気通信大学との産学共同研究により開発した「CLIP新型コロナ感染症予防支援システム」を正式にサービス提供開始する。
現在、国内では新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、各機関・各法人において、「3密」状況を回避する具体的な施策が検討されている。中でも、2021年1月~3月にかけて行なわれる大学の入学試験における「3密」防止策は喫緊の課題となっており、電気通信大学においても、国立大学共通のガイドラインに沿った除菌対策やソーシャルディスタンスの確保など細心の注意による予防策の準備が行われている。今回、さらなる安心・安全な環境を確認できる「CLIP新型コロナ感染症予防支援システム」のサービスをクリエイティブジャパンより提供することとなった。
同システムは、新型コロナウイルス感染症予防のため、室内の換気指標として呼気に含まれるCO2(二酸化炭素)の濃度を測定し、その測定値を基に、室内の人数変動をリアルタイムに表示することができる。CO2の濃度を測定するIoTデバイスは、従来のLPWA回線の他、Wi-Fi接続によるデータ送信が可能であるため、LPWAの電波が届かない地下や奥まった部屋でもWi-Fi接続により簡単に利用することが可能だ。また、ELTRES回線を利用したシステムは12月24日より、Sigfox回線を利用したシステムは2021年1月中旬のサービス提供を予定している。
価格は、1セット月額6000円~、初期登録費用などを含んだ初年度の合計は10万円~(すべて税別)。