2020年12月24日 16:44

ONE COMPATHでは、位置情報や地図を中心とした様々な技術情報の発信やβ版サービスの試験的な公開を行うサイト「マピオンテックラボ」で、「境界線マップ」と「3Dマップ」を追加し、12月24日、公開した。

同社では、1997年に日本初のインターネット地図サービス「Mapion」の提供を開始して以来、地図や位置情報に関する技術や研究の開発を続けてきた。11月30日に発表した地図アプリ「地図マピオン」(iOS/iPad版)に新搭載した「境界線マップ」について、「パソコンでも見たい」という声に対応できるよう、PCブラウザでも閲覧できる「境界線マップ」を、同社の実験サイト「マピオンテックラボ」で公開。

また3Dマップは、昨今災害対策や登山、ひいては自動運転技術などで活用の機会が広がっている。これを受け、3Dマップを埋め込めるオープンソースのライブラリ「Procedural GL JS」と、同社の標高データを活用して「3Dマップ」を開発し、「境界線マップ」と同様に公開する。

境界線マップでは都道府県から町丁目まで境界線が分かりやすいだけでなく、1つのエリアをクリックすると該当箇所にハイライトがあたるため、全国に存在する飛び地(地理的に分離している土地)なども分かりやすく表示される。また、3Dマップは、地形図を立体的に表現し、視点の角度や縮小・拡大しながら日本地図を見ることができる。サンプルとして剱岳(富山県)や利尻山(北海道)など、「日本百名山」にプルダウンメニューで直接アクセスできるようにした。