2020年12月23日 18:53

シンフォニアは、建設現場などで使用する小型移動式クレーンの操縦訓練をVRで行うことができる「小型移動式クレーンVR訓練システム」を、2020年12月24(木)より販売開始する。
近年、建設・工事現場では慢性的な人手不足を背景に、VRを活用した安全教育、訓練への重要性が増している。そこで同社は、これまで教育訓練を目的としたXRコンテンツやアプリの受託開発に数多く携わった実績とノウハウを活かし、現場に限りなく近いリアルな体験ができる「小型移動式クレーンVR訓練システム」を開発した。
本システムはVRゴーグルを装着し、右手にメニュー選択ができるコントローラー、左手にVR用のレバーと連動する、独自に開発したレバー装置を握って操縦を行う。VR内でのレバー操作は、ハンドトラッキングによって、自分の手をVR空間内に再現できる機能の実装により、現実のクレーン操縦に酷似した操作ができる。クレーンのワイヤロープ、フック、吊り荷、試験用の障害物は、いずれも物理シミュレーションによって「揺れ」「重量感」「衝突」「落下」などリアルな操縦環境を表現している。
レバー操作と動作確認といった基本操作メニューに加え、試験コース分析・攻略、模擬試験など資格を取得するための現実に即した内容となっている。いずれのメニューも、同じコースを何度でも体験できるため、基本手順をしっかりと身に着け、クレーン操作の安全向上に繋がる。詳しくはこちら。