2020年12月23日 14:47

TISは、沖縄全域におけるMaaS実証事業である「沖縄MaaS」のサービスを12月23日より開始する。
「沖縄MaaS」は、国土交通省の「令和2年度日本版MaaS推進・支援事業」に採択された実証事業で、沖縄全域のモノレール、バス、船舶などの乗車券や観光/商業施設、その他サービスとの連携を目指している。更に他のMaaSアプリ、シェアリングサービスなど、さまざまなサービスとの連携をAPI連携、リンク連携により実現。交通事業者20社以上、交通事業者以外10社以上、7自治体が参画している。
今回の実証では、沖縄本島の交通事業者の乗車券、観光施設の入場券等を電子化し提供。具体的な内容は、沖縄都市モノレール、カリー観光バス、東京バス、やんばる急行バス、沖縄美ら海水族館、首里城公園のチケット電子化。一部事業者は沖縄MaaS専用のチケットを提供、また、複数チケットをセットにしたお得なサービスを提供する。
同実証事業は、TISと沖縄都市モノレール、ゼンリン、琉球銀行の4社と沖縄県の7つの自治体で構成する沖縄MaaS事業連携体が実施しており、TISは「MaaSプラットフォームサービス」を活用したMaaS基盤の構築と提供、本事業の企画立案を行った。同実証事業により商業・観光施設連携施策、データ利活用などMaaSにとって重要な要素に対する実証を重点的に行い、今後のTISのMaaS事業の拡大を目指していく。
期間は12月23日~2021年3月31日。