2020年12月23日 14:46

凸版印刷は、「トッパンバーチャルヒューマンラボ」を12月23日に設立した。
昨今、さまざまな製品やサービスに対してパーソナライズのニーズが高まる中、個人の体・健康に関する情報をビジネスに活用しようという動きが高まっている。しかし、ユーザーにはサービスごとに人体の計測・情報の登録作業が発生してしまい、煩雑さが人体情報活用の妨げになっている。そこで凸版印刷は、個人の人体情報を一括で登録できるプラットフォーム「人体情報プラットフォーム」の構築を推進。登録された人体計測データを用いて高精細な採寸や肌質、また健康状態など色々な形の情報に加工し、自分の人体情報をさまざまなサービスに活用することが可能となる。
「人体情報プラットフォーム」構築に向けた第1弾の取り組みとして、顔の色味や形、肌の質感を高精度に計測できる「ライトステージ」を南カリフォルニア大学より導入。「ライトステージ」による顔計測で得た情報を活用した多岐にわたる新事業の創出を推進していく。さらに「人体情報プラットフォーム」の構築に向け、顔計測以外にもさまざまな人体情報に関する研究・用途開発を推進する「トッパンバーチャルヒューマンラボ」を設立。ここでは、人体に関する情報の計測から、計測結果を用いた3DCG/映像などのコンテンツ制作までを一気通貫で行う事が可能だ。これにより、企業による人体に関する情報を用いた事業開発を支援する「人体情報プラットフォーム」の構築を目指す。