2020年12月23日 14:44

三井不動産と国立がん研究センター(NCC)は、12月16日、国立がん研究センター東病院(NCC東病院)の敷地内において、「(仮称)柏の葉ホテル計画」の新築工事を着工した。

NCC東病院は、1992年に設立され、年間9000人を超える新患の人が訪れる国内トップクラスのがん専門病院。同計画は、つくばエクスプレス線「柏の葉キャンパス駅」からバスで約6分の、NCC東病院の敷地内に位置する。国内有数のがん専門病院であるNCC東病院には、毎年国内外からのべ30万人弱のがん患者が来院している。一定期間の通院が必要になる場合や遠隔地からの入院あるいは通院など、来訪者のニーズに応え利便性を向上させるため、NCC東病院の敷地内に病院と隣接する形で本施設の建築を決定した。同計画は、三井不動産がNCC東病院の土地の一部を賃借し、ホテル(計146室予定)を建築。竣工後は、三井不動産ホテルマネジメントが運営を行う。

同計画では、三井不動産とNCCが共同し、客室や共用エリアの設計をはじめ、がん患者や家族を支える具体的なサービス・機能等について、現在検討を進めている。また、病院との連携による新たな診療モデルの創出を目指し、5GやITなどの通信環境を整備し、遠隔診療やセンシングデバイス等の導入による新たなヘルスケアサービスの開発も検討している。

所在地は千葉県柏市柏の葉6丁目5-2。開業は2022年夏(予定)。

三井不動産(柏の葉スマートシティ)/ NCC東病院