2020年12月23日 04:00

凸版印刷は、地球温暖化やプラスチックごみ問題など、環境課題への関心が高まる中、リサイクルフィルムを使用した環境配慮型・紙パックの販売を開始する。

CO2排出量削減をはじめとした地球温暖化対策や生物多様性保全、環境負荷低減など、環境問題への関心が高まっている現在、リサイクル資源の活用が重要視されている。全世界で「循環型社会=リサイクル」の実現に向けた対応が進められており、容器・包装で使用されるプラスチックについて、「リサイクル素材を積極的に使用する」動きが活発となっている。

これらの環境問題への対応強化を背景に、凸版印刷では、環境負荷の低減と、循環型社会の実現につながる「トッパンサステナブルパッケージ」を展開している。その中で、1985年より環境配慮型パッケージとして紙パック「EP-PAK」の販売を開始したが、このたび、内装に「GL FILM」を使用した環境配慮型紙容器「EP-PAK・GL」に「メカニカルリサイクルPET」を使用した製品をラインアップした。

再生樹脂配合率を世界最高レベルの80%を実現した、「メカニカルリサイクルPET」を使用したフィルムを採用することで、「EP-PAK・GL」の包材製造時に排出するCO2を24%削減する。2021年1月より本格的な販売を開始する。なお本製品は、大関株式会社の「のものも500ml箱詰め」で採用されている。