2020年12月22日 15:21

山と溪谷社は、同社が設立した登山者の安全と安心を提供する山小屋を応援するためのクラウドファンディング「山小屋エイド基金」の分配金を確定し、賛同山小屋100軒にそれぞれ約89万円を分配した。

「山小屋エイド基金」は、新型コロナウイルスの感染が継続している状況下で、登山者の宿泊場所を提供し、登山道の保守やトイレの利用、さらには非常時の避難場所としてお世話になっている山小屋の厳しい状況を応援しようと、同社が立ち上げたプロジェクト。山を愛する人々の善意(支援金)をクラウドファンディングによって集め、その支援金を山小屋に提供してコロナ対策などに役立ててもらう取り組みだ。

今回、クラウドファンディングによって集まった支援金9687万1982円から、リターンの製作費や支援者への送料、クラウドファンディング決済代行会社手数料など諸経費を差し引いた分配可能金が確定。100軒の賛同山小屋へは12月17日に送金を完了した。

コレクターの人々から寄せられた支援・メッセージは、困難な状況下営業を続けた山小屋、やむなく営業を断念した山小屋、いずれの山小屋の人々からも、大きな支えとなり、力になったとお礼のメッセージがあった。コロナ禍はまだ終息が見えないが、同社は、山と山小屋を愛する多くの登山者の人々とともに、今後の登山文化の継承と発展のために努力していきたいと考えている。

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