2020年12月21日 16:06

モンスター・ラボとクボタは、故障時のダウンタイム低減のため、ARと3Dを活用し故障診断を効率化するアプリ「kubota diagnostics(クボタ ダイアグノスティックス)」を企画開発した。
建設機械の稼働率低下はユーザーの収益低下に直結するため、故障による機械のダウンタイムを極力短縮させることは、メーカーやディーラーの重要課題。クボタでは、建機を取り扱うディーラーで、故障時に診断を行うサービスエンジニアの経験やスキルによってはマニュアルのみでは不十分で本社への問い合わせが必要な場合もあり、ダウンタイムが長期化してしまう問題があった。
そこで、機械が発するエラーコードや発生症状から故障箇所を特定する診断フローの提供や、3DモデルとARを組み合わせたガイダンスによる、迅速で効率的な故障診断をサポートするサービスエンジニア向けのスマートフォン用アプリケーション「Kubota Diagnostics」を企画した。
本アプリでは、機械が発するエラーコードや不具合症状をアプリに入力することで、自動的に点検箇所や修理方法が示され、診断を効率化・迅速化。サービスエンジニアの経験や知識に関わらず一定レベルで故障診断を行うことができる。また、最新情報の提供など、製品情報や故障情報をリアルタイムにエンジニアに共有することで、作業効率化や、未熟練エンジニアの教育に役立てることができる。