2020年12月18日 19:01

宇宙の体験をつくる技術集団のamulapo(アミュラポ)と連携事業者は、観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業にて、夜の鳥取砂丘を舞台としたARで月面都市が体験できるコンテンツを制作している。この度、1月から実証実験を開始し、実験に協力できる合計80名の宇宙飛行士を募集を開始する。

鳥取砂丘は、鳥取県鳥取市の日本海海岸に広がる広大な砂礫地で、代表的な海岸砂丘。これまで主に昼間を中心として鳥取砂丘を楽しみに多くの観光客が訪れているが、実は鳥取砂丘は、夜になると、昼とは表情を変え、まるで月面の世界のような姿になる。2016年には民間で世界初の月面探査を目指す日本のチーム「HAKUTO(ハクト)」が月面探査車の走行試験をしたことでも知られており、実際の月面の宇宙開発の実証フィールドとしても利用されている。

本実証では、先端のARグラスを利用しこれから本格化していく月面探査のプロセスに加え、未来の月面都市を体験することができる「月面極地探査実験A」と、高校生が2050年の未来の月面を創造し、VRを利用した3Dペイントにて3次元状の月面都市を描く、高校生の未来創造実証を実施。

多くの人に月の体験ができる場の提供を目指し、宇宙を身近に触れてもらうと共に、鳥取砂丘を利用した今後の月面開発の実証フィールドとしての可能性も含め、将来の宇宙産業や先端ICT技術に関わる若手人材の育成や鳥取県における宇宙産業創出のブランディングを進めていく。詳しくはこちら