2020年12月18日 18:27

JR東日本スタートアップと、さとゆめ、東日本旅客鉄道八王子支社は、「沿線まるごとホテル」の本格展開を目指し、2021年2月17日から、東京・多摩地区のJR青梅線で実証実験を開始する。それに先立ち、実証実験の一環として、12月18日から「沿線まるごとホテル」宿泊プランの販売を開始する。
「沿線まるごとホテル」は、過疎高齢化の課題に直面する地方の鉄道沿線の活性化に向けて協業し、沿線に点在する空き家をホテル客室に改修し、沿線全体をホテルに見立てる沿線活性化事業。無人駅の駅舎等の JR 東日本の交通インフラをホテルのフロントやロビーとして活用、沿線集落の古民家(空き家)をホテル客室に改修、さらには地域住民とともに接客・運営を行うことで、「沿線まるごとホテル」の世界観を構築し、新たな滞在型観光、マイクロツーリズムの創出を図るもの。さとゆめが、山梨県小菅村でプロデュースしている分散型古民家ホテル「NIPPONIA 小菅 源流の村」をひとつのベンチマークとしている。
沿線まるごとホテルの実証実験として、「1つの鉄道(青梅線)、2つの駅(白丸駅、奥多摩駅)、3つの集落(奥多摩町白丸集落・境集落、小菅村中組集落)」を楽しんでもらう体験・宿泊プラン「無人駅からはじまる、源流への旅」の販売を 12月18日より開始する。宿泊期間は2021年2月17日~3月31日。プラン料金は1泊2食&体験付き、ひとり2万7000円(税抜)。