2020年12月16日 12:12

ネクイノは、マイナンバーカードと健康保険証をオンライン上でセキュアに結びつけることができる新システム、「メディコネクト」の提供を開始した。
日本政府は、医療のデジタル化を推進するために、2021年3月からマイナンバーカードを健康保険証としても使える取り組みの実現を目指している。しかしながら、医療機関やオンライン診察の現場などでは、システム導入にかかる費用や、患者への説明など負担も大きく、まだマイナンバーカードと健康保険証との連携が進んでいない。
「メディコネクト」は、外国籍の人を含む日本在住の全ての人が持つマイナンバーと、健康保険証番号をオンライン上でセキュアに結びつけることで、医療機関を利用する人々に関する医療情報を特定させることができるシステム。データサーバーとのAPI接続により、公的機関や医療機関の関連する各種システムとの連携も可能だ。医療機関は、「メディコネクト」を活用することで、医療機関を利用する人々の検査履歴や服薬状況が把握できるため検査や服薬の重複を防ぐことができるようになるとともに、薬局では薬剤師が診療情報を見ながら服薬指導を実施できる。
「メディコネクト」を活用したサービス第1弾として、ネクイノが提供するオンライン診察のピル処方アプリ「smaluna(スマルナ)」で、一部連携を開始。スマルナアプリを利用するユーザーは、自分の健康状態に合わせて医療情報にいつでもどこでも安全にアクセスすることが可能となる。