2020年12月15日 12:15

キリンビバレッジは、「キリン 午後の紅茶」「キリン 生茶」などの一部の2L・1.5Lの大型ペットボトル商品を対象に、ペットボトルの元となるプリフォームの金型を改良することで38.2gから32.2gへと約16%軽量化し、12月製造品より順次導入する。

今回新たに導入する32.2gのペットボトルは、既に国内最軽量を達成している「アルカリイオンの水」2Lペットボトルの技術を応用し、キリンホールディングスパッケージイノベーション研究所と共同開発した。同ペットボトルを導入することで、年間約439トンのペット樹脂使用料を削減し、年間約1515トンのCO2排出量削減が可能となる。また2Lペットボトルについては、必要な耐荷重強度を維持しながら、従来と同等以上に持ちやすく、使いやすく、廃棄しやすい新たなデザインのペットボトルに進化した。

キリングループは、「食から医にわたる領域」で価値を創造し、世界のCSV(Creating Shared Value)先進企業になることを目指している。2019年2月には「環境」取り組みの一つとして「キリングループ プラスチックポリシー」を策定し、「日本国内におけるリサイクル樹脂の割合を2027年までに50%に高める」ことを目指している。また、2月に「キリングループ環境ビジョン2050」を策定し、「容器包装を持続可能に循環している社会」を目指すことを宣言した。目標達成に向けた具体策として、2019年6月より「キリン 生茶デカフェ」に、環境に配慮して再生ペット樹脂を100%使用したR100ペットボトルを採用した。

キリンビバレッジ