2020年12月14日 18:11

黒川温泉では、12月19日~2021年5月30日の期間、日暮れから22時まで孟宗竹の間伐材で作成した鞠型灯篭を飾る「湯あかり」を開催。本年度は新型コロナウイルス感染症対策の観点から、例年よりも灯篭の設置場所を増やした。

黒川温泉は、褐毛和種、原木椎茸などの地域食材や、ブランド杉である「小国杉」など、地域にある豊かな自然資源を旅館事業や温泉地域づくりに活かした取り組みを行っている。地域資源を活用した取り組みの1つとして、2012年の冬から始まったこの催しは、竹の球体「鞠灯篭」約500個と、高さ2mの「竹筒灯篭」を温泉街の自然景観に溶け込むように取付け、日暮れから22時まで点灯するライトアップ。

本年度は新型コロナウイルス感染症予防のために催しを中止するという意見もあったが、話し合いの末きちんと適切な対策を講じて開催することを決断。例年は温泉街の川端通りに沿って約300mにライトアップしていたが、今年は新たに「黒川温泉明神様」と「平野台展望所」にも明かりを増設して、利用客が自由に回遊できる設計にした。また、それに伴い「湯あかり周遊マップ」の準備や新型コロナ感染症対策看板の設置など万全の体制を整えている。

「黒川温泉 湯あかり」は、12月19日~2021年5月30日、日暮れ(17時半頃)~22時まで開催。開催場所は、黒川温泉 丸鈴橋~川端通り、温泉公園、やまびこ旅館前、旅館組合前、黒川温泉地蔵堂、黒川温泉バス停、黒川温泉明神様(新スポット)、平野台展望所(新スポット)となる。

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