
オイシックス・ラ・大地が手掛ける食品宅配サービス「Oisix」は、日本酒の原料となる酒米「山田錦」の余剰米を家庭でおいしく食べられるオリジナルメニュー「酒米リゾット」を商品化、販売を開始する。
新型コロナウイルス感染症拡大等の影響により、業務用の日本酒を中心に国内出荷量が減少、輸出も大幅に減少していることから、2020年産の酒造好適米(酒米)については、大幅な供給過剰となると見込まれている。その結果、来年の需給均衡のため大幅な生産抑制が必要と考えられている。減産を余儀なくされた酒米農家の収入が減ると、高齢化に悩む多くの生産者の中から離農する方が増え、耕作放棄地も増えるのではないかとの危惧もある。
酒米の中心には「心白」という、米の中心の白濁している部分がある。心白の中は隙間が多く、日本酒を作る際はそこに麹菌が根を伸ばして、強い糖化力のある米麹ができあがる。この酒米の特徴を活かし、リゾットにすると、スープが染み込みやすく、しかも15分ほどの短時間で手軽に調理できることが分かった。そこで、遠く昔から続く「日本酒文化」の根本である「酒米」作りが途切れないよう、そしてこれからもずっと続くよう、子どもから大人までいっしょにおいしく食べられる味付けをした兵庫県西脇市産の山田錦に、Oisixオリジナルの調味料を添えた「酒米リゾットセット」として、急遽販売することとなった。
価格は、「酒米リゾットセット」592円、「酒米リゾットセット」入りOisixおためしセット1980円(すべて税込)。実施期間は12月10日10時~12月24日9時59分(終了日時は予定)。