2020年12月04日 17:26

生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営するポケットマルシェは、過剰在庫や価格暴落に悩む生産者を応援する「フードレスキュー特集」を開始した。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大や気候変動等の影響により、多くの生産者にとって非常に厳しい1年となった。新型コロナウイルス感染拡大の結果、3月のイベント中止や休校に伴う学校給食の休止、4月の緊急事態宣言発令に伴うホテル・飲食店の休業により、生産者の販路が縮小。7月~9月には令和2年7月豪雨や台風9号・10号が発生し、ハウスや田畑が冠水・損壊する被害が生じた。また、長雨とその後の猛暑により、病害虫の発生や生育不良、養殖魚や家畜の大量死などが発生し、例年通りの生産が困難であると困惑する生産者の声が同社にも多く寄せられた。

今回の「フードレスキュー特集」では、まずサービス内に「#フードレスキュー特集」タグを設置し、生産者が食材を出品する際にタグ付けできるようにした。タグを使用する際には、商品説明文に「なぜ困っているのか」が記載される。生産者を応援する方法の一つとして、タグを活用することができる。

また、「フードレスキュー特集」記事を公開。新型コロナウイルス感染再拡大や天候の影響を受け、過剰在庫や価格暴落等の困難に直面している生産者の食材を記事にまとめた。本取り組みをきっかけに、生産者と消費者の間で深い関係性が育まれて欲しいとしている。