2020年12月03日 15:09

博報堂DYホールディングスは、MESONと進めている共同研究における新たな取り組みとして、現実世界とサイバー空間を融合させた新たなコミュニケーション体験構築プロジェクト「GIBSON(ギブソン)」を開始した。

GIBSONは、現実世界の3Dコピーである「デジタルツイン」を用いて「サイバー空間」を構築することで、そこにログインする遠隔地のVRユーザーと現実世界のARユーザーとがあたかも同じ空間で場を共有しているようなコミュニケーション体験を可能にする。また、センシング技術やデバイスを用いることで、ヒト・モノ・空間の情報を相互に共有。ユーザーは現実世界かサイバー空間であることを問わず、リアルタイムに変化するお互いの環境コンテクストを共有しながら、物理的距離を超越した没入度の高いコミュニケーションを取ることが可能になる。

新型コロナウィルスの世界的な蔓延によって移動の制限・自粛や、密にならない空間の維持等、生活者一人ひとりの生活に大きな変化が求められている。そして観光やイベント、コマースといった事業者にも同様に、従来の体験価値提供の方法に変革を迫られている状況を鑑み、遠隔地との間に新たな形でのつながりを築き、新たな体験を創造することを目指すプロジェクトGIBSONを始動させた。

両社は今後も様々な地域・施設等を利用した実証実験を考えており、先行してプロトタイプ開発を進めている「GIBSON」を活用した実証実験パートナーを募集中。詳しくはこちら