2020年11月30日 18:18

ガジェットガレージは、感染症対策として期待されている除菌システムを実装した1-2名用ブース、「BlueBox」に実装されている除菌システムの除菌性能に関する試験を行った。
11月9日に行われた試験はBB除菌システムに実装されている253.7nmのUV-Cを照射する東芝ライテック製低圧水銀ランプの菌やウイルスに有効なUV-C紫外線照射量の評価となる。試験は産学連携による監修下でケニス紫外線強度計を使い実施された。結果はBlueBox内の測量ポイント下記A~Eの7箇所で、最低2.6mJ/cm²、最高24.7mJ/cm²となった。
ウイルスや細菌に対して高い除菌能力を持っている紫外線UV-Cだが、その菌やウイルスに有効なUV-C紫外線照射量は、波長の長さ、照射時間、光源からの距離によって大きく変化する。現在紫外線UV-Cを使った除菌のための製品は、複数存在するが、そのほとんどが線量評価が行われておらず、紫外線UV-Cの光源から、どの程度の距離でどの程度の時間を照射するとどの程度菌やウイルスに有効なUV-C紫外線照射量となるのかといった事が不明となっておりウイルスや細菌に対して効果は未知数だ。Blue Boxは紫外線UV-C光源の位置およびブースの大きさが定型となっているため正確な線量評価が可能。結果としてBB除菌システムは対ウイルスおよび細菌に対して紫外線UV-Cの線量評価以上の効果が期待できるシステムとなっている。