2020年11月30日 17:27

プラスオートメーション(+A)は、ロボティクスプラットフォームを提供するRapyuta Roboticsと共同で、京葉流通倉庫が運営する岩槻の物流倉庫にRapyuta Robotics製の協働型ピッキングアシスタントロボット「PA-AMR」を導入、実稼働を開始した。

両社は2020年5月にPA-AMRのロボティクスサービス:RaaSを日本で初めて商用化して以降、共同でサービスを展開してきた。今回は、本邦初となるスーパーマーケット、ホームセンター等の量販店向けの日用雑貨品のピッキング仕分け現場にPA-AMRを導入した。

日用雑貨品は商品サイズや重量の個体差が大きく、PA-AMRを活用したピッキングにおける商品取り扱いに関して、従来とは異なるアプローチが必要だった。そこで、従来よりも大きい50L折り畳みコンテナ(オリコン)2個を同時に搭載出来る様、従来ロボットをカスタマイズ。かつ、商品サイズ・商品重量・ロボット走行距離を考慮して出荷オーダーを分割し組み合わせた上で個別のPA-AMRに割り当てることで、シングルオーダーピッキング、マルチオーダーピッキングを効率的に運用し、かつ配送車両への積載効率も高めることを可能とした。

+AのRaaSの機動力と柔軟性を生かし、今後は繁忙期の一時的なPA-AMR台数増加サービス展開等、ロボットを複数顧客間で融通しながら活用していくリアルなロジスティクスシェアリングプラットフォームを構築していき、物流業界全体の高度化と最適化を目指す。