2020年11月27日 12:03

ラトックシステムは、CO2濃度など7つの値を測れるWi-Fi接続の環境センサー「RS-WFEVS1」を12月下旬より出荷開始する。
昨今、測定による把握が難しい「密」の指標として、CO2濃度の計測が注目されている。国は飲食店や職場などでの感染防止策としてガイドラインの強化をすすめており、その中でCO2濃度センサーを活用した換気の実施が挙げられている。
本製品には、PA方式を使用したCO2センサーを搭載。従来のNDIR方式と比較して、生活空間で精度の高いCO2濃度計測がおこなえる。専用アプリ「エアミル2」を使って、計測したリアルタイム値を数値で、変化をグラフで確認が可能だ。CO2が指定した値を超えたときはスマホにおしらせ。換気が必要なタイミングでアラート通知が届くように、たとえば「CO2濃度1000ppm以上が10分続いたら通知」のような条件設定ができる。コンパクトな筐体には、CO2センサーの他、PM1/2.5/4/10、VOC、温度、湿度、気圧、UV、7種類のセンサーを搭載している。
日々の計測データはクラウドに蓄積し、CSV形式でのダウンロードが可能。CO2濃度をレポートとして記録し、感染防止対策への取り組みを数値化して伝えることができる。アプリのほか、本体LEDでも状況が確認可能。本体では、CO2、PM2.5、VOCのいずれか選択した項目の注意レベルをLEDで表示。CO2選択時は1000ppm以上で橙や赤になり、換気のタイミングが一目瞭然となる。
標準価格は2万800円(税別)。発売予定日は12月下旬。