2020年11月27日 11:59

LINKは、要介護者の在宅介護をサポートする介護士のシェアリングサービス「イチロウ」を、10月1日より東京23区で開始した。
「イチロウ」は、最期まで自宅で生活を送りたい要介護者や、そのの家族のために、自宅や病院など様々な場面に介護士を派遣するサービス。愛知県名古屋市を中心にサービスを展開してきたが、7月より港区・目黒区・世田谷区の3区限定でβ版のサービスを提供し、顧客ニーズの検証を終え、正式に東京23区内でのサービス提供を開始した。
プライベートヘルパー「イチロウ」は、派遣に必要な業務の効率化による介護士の賃金改善をミッションの一つとしている。今回、東京23区内で働く介護士の時給を2200円と設定した。これは、東京都内の介護士の平均時給1292円と比べ1.7倍の時給となっている(愛知県名古屋市では、時給2000円と1.67倍の実績)。今後は、登録ヘルパーの介護技量に基づく時給設定を導入し、2200円以上で働く介護士の輩出も目指してく予定だ。
また、愛知県名古屋市、東京23区でのサービス提供と共に、サービス品質の向上に向けたマッチング・マネジメントシステムの開発・改善を行っていく予定。2021年度には更にエリアを大阪を中心とした関西、福岡を中心とした九州へ伸ばし、より多くの要介護者やその家族、介護ヘルパーへ「イチロウ」の価値を提供していく。