2020年11月26日 17:17

ダイヤ工業が手がける、労働現場で重量物を持ち上げるなど腰への負担を感じる人の「運ぶ」を支援する「DARWING Hakobelude(ダーウィン ハコベルデ)」と、高梁市交流・連携まちづくりプロジェクトチーム(岡山県高梁市)がコラボレーション。標高430mに天守がそびえる備中松山城への送迎を想定したアルミ製かごの試乗会が、2020年11月15日に開かれ、かごの担ぎ手がDARWING Hakobeludeを身に着け検証を実施した。
2020年9月1日より受注生産を開始した「DARWING Hakobelude」。本来の機能に加えて、負担が少なく長時間かごを担げるよう、当日は特製の肩保護用パッドを用意した。試乗会ではプロジェクトチームメンバー2名が装着し、観光客を乗せたかごを担いで広場を周回して乗り心地を確認するとともに、DARWING Hakobeludeの実用性を検証した。
プロジェクトチームメンバーによると、備中松山城は中腹の駐車場から天守まで約700mの山道で登城をあきらめる人も多いよう。試乗会を通して「DARWING Hakobeludeを装着することでかごを持ち上げる際のアシストをしっかり感じることができ、装着による動きにくさはなかった。試乗会は短時間であったが、肩保護用パッドのおかげで長時間の登城でも肩への負担が軽減できそうだ」とコメントした。
同社は足の不自由な人などがあきらめていた登城を実現する一助となり、サポートウェアの提供を通して地域活性化にも寄与したいと考える。詳しくはこちら。