2020年11月25日 17:16

日本経済新聞社が運営する日経電子版は、新たに「AI推薦」サービスを導入した。本機能は、ユーザーが過去に読んだ記事の傾向をAIが学び、一人ひとりの関心に沿ったコンテンツを選び出して自動表示するというもの。パソコンでは電子版のトップページに特設コーナーを設け、推薦記事のリストを提案。スマートフォン上で動く電子版アプリには、推薦記事が表示される「タブ」をつくる。
日経電子版は1日約1000本の記事を配信し、経済・ビジネスを中心としたニュースを幅広く伝えている。そのなかから世界を動かす重要記事を専門の編集者が選び出し、電子版トップページに掲載。トップ画面を読めば、「世界のいま」を俯瞰することができる。
新たに導入するAI推薦は、読者一人ひとりが関心を持つテーマに基づいて1000本の記事から解説記事や関連深い記事を選び出し、そのニュースを深く知るサポートをするサービス。膨大な記事のなかに埋もれてしまいがちな記事の読み逃しを防ぐこともできる。電子版トップ画面とあわせて使うことで、幅広い情報をより深く理解することに役立つ。
推薦の精度は利用頻度が高いほど向上。AIが読者の関心事を深く学ぶことで、必要な情報を最適のタイミングで提供できるようになる。なお、「AI推薦」機能は、日経電子版会員(有料会員および無料会員)向けの限定機能となっている。