2020年11月18日 11:28

角川アスキー総合研究所は、世界のゲーム市場の調査レポート「グローバルゲームマーケットレポート2020」を、11月5日に発売した。本レポートは、提携するゲーム市場調査会社Newzoo発行の調査レポート「Global Games Market Report 2020」の日本語版。家庭用ゲーム、PCゲーム、モバイルゲームなど、多岐にわたるカテゴリーのゲームをカバーし、30の国と地域のマーケット情報を、豊富なデータと解説で概括する。

本レポートと付属のデータセットでは、2020年の世界ゲーム市場は、前年比19.6%増となる1,749億ドル(約18兆3,758億円)に達する見通しとしている。新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的なロックダウン、外出自粛措置の結果として、ゲーム機およびゲームソフトの販売数が急増。ゲーム市場の成長を大きく後押しした。

なかでも、モバイルゲーム(スマートフォン+タブレット)の2020年の市場規模は、前年比25.6%増の863億ドル(約9兆664億円)に。一方で、家庭用ゲーム開発の相当部分(パッケージの流通、大規模な企業間コラボレーション等)が、新型コロナウイルス流行の悪影響を受けている。しかし関心の増加のほか「サービスとしてのゲーム」へのシフトが継続していることもあって、2020年の市場規模は前年比21.0%増の512億ドル(5兆3,785億円)と見込んでいる。

また 2020年の世界のゲームプレイヤー数は、前年比4.9%増の27億人と見込んでおり、アジア太平洋地域が14億5,400万人でその過半数を占める。詳しくはこちら