インプレスグループで鉄道・旅・歴史メディア事業を展開する天夢人より、2020年11月17日に、「世界の鉄道大全集」が刊行される。海外を鉄道で旅をすると、街の景色や人々との触れ合いからガイドブックだけでは知ることのできないその国の新しい一面を見ることができる。

本書では、日本から数時間で行ける韓国や中国をはじめとするアジア、ユーレイルパスでめぐるヨーロッパのデンマーク鉄道、カナダの広大な地を横断する寝台列車、日本からはるばるやってきたキハ40系が活躍するミャンマーのヤンゴン環状線など世界中の鉄道を紹介。きれいな写真や場所を示す地図も掲載しているので、読んでいるだけで海外に行って鉄道旅をしているような気分を味わえる。

本書の特徴のひとつが、迫力ある鉄道と美しい風景写真。カメラマンやライターによる、途中下車の旅ルポは読んでいるだけで現地に行ったような感覚を味わうことができる。美しい列車の写真だけでなく、現地の人とのふれあいの様子もあり読み応え抜群。各回終わりには詳細マップも掲載しているため、その列車がどのあたりを走ったのかがひと目で分かる。

さらに「国の名前は聞いたことはあるが、どのあたりにあるかいまいち分からない」という人のために、巻頭に本書に登場する鉄道のマップを掲載した。行ったことのある国、行ってみたい国の魅力を、鉄道を通して堪能することができる。定価1800円（税別）。