2020年11月12日 15:39

インテージは、パーソナルデータを用いた高度なサービスの実証開発・テストを可能とする実証環境「DATAMeRise」のテスト提供を開始する。

パーソナルデータによる生活者一人ひとりの深い理解によって、個々のニーズに合ったサービスを開発・提供することが可能になると考えられる。しかし、パーソナルデータを使えばどのように生活者にとって有益な新しいサービスが可能なのか、どのようなパーソナルデータが有効なのかについては、まだ多くの取り組みと検証が必要だ。また、法令やプライバシー保護を必要とするパーソナルデータの取得・活用は非常にハードルが高い。

そこで同社は、アンケートなどを通じて様々な情報提供に協力してもらっている会員組織「キューモニター」を基盤に、唯一情報銀行の通常認定を取得(11月11日現在)しているDataSignの「paspit」のOEM提供を受け、パーソナルデータ活用実証環境「DATAMeRise」を開発した。「DATAMeRise」を利用してもらうことで、本人同意の上で提供されたプロフィールや購買情報、視聴情報などさまざまなパーソナルデータを、生活者一人ひとりに最適化されたサービスの開発に利用することができるようになった。

これにより同データの活用や情報銀行の構築を検討している事業者が、実社会で開発・運用を行えるようになり、ビジネスモデルの確立などを行えるようになる。また開発されたサービスをモニターに試用してもらい、満足度や利用意向などの評価や受容価格・改善点を得ることが可能だ。

インテージ