2020年11月11日 18:39

JVCケンウッド・公共産業システムは、非接触セルフ式検温端末としてAI検温ステーション「VA110」を、11月18日より発売する。
新型コロナウイルス感染症の感染対策として、企業や自治体をはじめとする多くの施設ではこれまでの防犯セキュリティに加え、入場時の「検温」実施を取り入れ、来訪者だけでなく従業員の感染防止に努めている。こうした社会的課題を背景に同社は、非接触で体表面温度を測定するAI検温ステーション「VA110」を発売する。
本機は、顔認識AIと高性能温度センサーの搭載により、マスク着用のまま離れた状態(20~100cm )で検温誤差±0.2℃、検出時間0.3秒で高精度かつ迅速な測定を実現。また、本機をクラウドに接続して、顔認証機能を活用することで事前に顔登録をした従業員の検温と入退室を一元管理することも可能となっている。
さらに本機の顔認証機能は、エッジAIを活用した監視カメラとの連携が可能。監視カメラにAtomrock社製エッジAI「Video Analyzer」を組み合わせることで、本機で認識した顔情報と、エッジAIで認識した顔情報が一致するかを検索することができる。特定の人物がどのフロアに居たかといった行動履歴を把握したり、顔登録済みの従業員や職員が高熱のまま入場した場合、管理者へアラートを通知。後に感染症が確認された場合、複数のカメラ映像から顔情報を検索して、従事したオフィスや移動したフロアを特定することもできる。詳しくはこちら。