2020年11月11日 16:02

野原ホールディングスのVDCカンパニーは、2021年2月からサービス提供予定の住宅会社向けVR展示場サービス「inTOWN Cloud(インタウン クラウド)」の受付を開始した。
VDCカンパニーは、建設業界でBIMをはじめとするデジタル技術を取り入れたVirtual Design & Constructionを推し進めるために、野原ホールディングス内に2016年に組織化された社内カンパニー。VR展示場サービス「inTOWN Cloud」は、実際のモデルハウス・住宅展示棟のバーチャル化からサイト設計といったVR展示場開設をトータルサポートするサービスだ。戸建て住宅の情報を入手したい顧客に、住宅会社が物理的・時間的制約なく自社物件の魅力を高画質コンテンツで伝えられる。実空間にある住宅展示場の運営費を削減しつつ、購入意欲の高い顧客を自社物件に呼び込み、成約効率を最大化する。
住宅展示場は、注文住宅取得世帯が施工者・物件に関する情報を収集する最多の方法だ。来場者数は、コロナ禍による激減を経て少しずつ回復傾向にはあるものの前年比では大幅マイナスが続いている。バーチャル展示場は、遠隔での集客またはコロナ感染予防のための密を避けた展示場運営の一つとして、全国の潜在顧客への新たなアプローチ手法としても注目されている。また、見学会の代替とすることで、住宅会社社員の働き方改革にもつながる。
料金は、スタンダード5万円/月、プレミアム30万円/月。住宅会社向けの半年間無料体験キャンペーン実施中。