2020年11月06日 16:59

パナソニックは、プログラミングで制御可能なトースター機能を備えたプロトタイプ(Scratchトースター)を試作し、調理の試行錯誤に化学・生物の知識を結び付けるプログラミング教材と組み合わせた新たなカリキュラムを開発。このカリキュラムを、実際の教育現場で検証するため、新潟県新潟市立光晴中学校にてパイロット授業を実施した。
同社は、住空間における創造的な学びの価値提供を目的として、くらしを題材にした新しいプログラミング教育の研究開発を推進している。Scratchトースターは、様々な家電操作に拡張する取り組みでの最初のプロトタイプ。本製品を活用することで、従来のプログラミング教育では出来なかったくらしの一部である「料理」を題材に、加熱や下処理など調理に結びつく化学や生物の知識に関連付いた、新たな創造的な学びを実現することができる。
パイロット授業では、参加の生徒が自分たちで決めた理想のクッキーを作ることを目指し、プログラミングで試行錯誤をしながら、クッキーの生地づくりからScratchトースターで焼き上げる一連の工程に取り組む。その過程で用いる化学や生物の知識や調理プロセスを、プログラミングを通して学ぶというもの。
なお、パイロット授業で用いたScratchトースターを実際に体験できるワークショップを、パナソニックコーポレートショウルームのパナソニックセンター東京にて実施予定。詳しくはこちら。