2020年11月06日 14:56

飲食を主体とするライブスペース運営協議会は、6月28日、「日本ライブレストラン協会」を設立した。
ライブレストランでは、客が立って鑑賞するライブハウスとは異なり、レストランと同様、客ごとにテーブルと椅子を用意し、着席した状態でディナー等を楽しみながら主にジャズや大人のポピュラー音楽などのステージを鑑賞する形となっている。原則的に立ち見は無く、客が密集して盛り上がったり、大きな声援を上げステージに押し寄せたりすることはない。
日本ライブレストラン協会は、その活動の一環として、ライブレストランという業態に即した独自の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを、政府の指導を仰ぎながら10月14日に制定した。同ガイドラインには、店舗内の各所における対応策として、レストランスペース内、ステージ、店舗入口/受付、楽屋・控室、トイレ、物販、厨房等の安全衛生管理、出演者への対応、周知・広報、公演中に感染が疑われる者が発生した場合の対応策、公演終了後の対策、といった10項目からなり、それぞれに具体例をもって示している。
今後は同業態店舗に対する同協会への加盟を促し、コロナ禍においても、利用者に安心・快適に楽しんでもらえるライブレストランづくりと、上質なエンタテインメントの提供を推進。また、ガイドラインは、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を厳しく見据えながら最適な内容に適宜更新していく。