
カスタメディアは、伝統ある楽曲、譜面の販売サイト「千代之音(ちよのね)」をリリースした。
和楽器業界は比較的マイナーなため、時代につれ忘れ去られてしまう名曲も多いのが現状だ。同社には、和楽器は日本の伝統を誇る素晴らしい音楽であり、この伝統を後世にも残していきたいとの思いがあった。また、本来は演奏の参考にプロの音源を利用したいが、CDが主流で中々手に入りにくいという状況がある。動画投稿サイトに上がっているのはアマチュアの人ばかりで、練習も非効率。和楽器にかかわりたい人が音源を気軽に手に入れられ、技術の向上に繋げつつ、和楽器を身近に楽しんでもらえる環境を作っていきたい、との思いがあった。
「千代之音」は、伝統のある和楽器の楽譜と楽曲の購入ができる音楽サイト。「千代に、先の長い年月残していくこと」を目的として、純邦楽の曲をデジタルで聴けるようにしたい。そんな思いがクラウドファンディングを経て形になったサービスだ。音楽を探している人は、新着情報やクリエイター名、楽器やジャンルなどの情報から、手に入れたい楽曲・楽譜を探すことができ、クリエイターは、自身が作曲した曲や保有者の販売の許可を得ている曲、著作権の切れた古典曲を演奏した曲の楽曲や楽譜の販売可能なサイトとしてリリースした。
なお「千代之音」は、同社が提供する「カスタメディアMASE」をベースに構築された。「カスタメディアMASE」は、人と人との繋がりや情報交換だけでなく、共有経済としてスキル・モノ・スペース・金・時間を繋ぐシェアリングサービスやマッチングプラットフォームが簡単に構築できる。