2020年10月26日 13:32

菱熱工業は、正しく手洗いができているかをチェックするアプリ「手洗いチェッカー」を開発、10月14日より全国の食品・医薬品等の工場向けに販売を開始した。

新型コロナウイルスに対する感染予防対策として「手洗い」が注目を集めている。米・国立衛生研究所の研究では、コロナウイルスは、物体の表面上で数時間から数日間安定して生存することが示されており、食品加工などの工場では、手にウイルスが付着しないよう、従業員の衛生管理において手洗いの励行が求められている。

「手洗いチェッカー」は、同アプリの入ったiPadを専用ケースに入れ、手洗い場のシンクの中に設置。規定のステップに沿って手洗いをしていない場合、センサーが感知してアラームを発するなど、その場で注意を喚起するシステムだ。「手洗いチェッカー」は、食品工場における一般的衛生管理プログラム:PP(PRP)に活用することができる。企業の労働衛生対策をさらに推進するとともに、コロナ対策にも極めて有効なアプリといえる。

同社では2019年7月、粘着ローラーに装着した回転検知センサーをiPad画面上で動画と連動させ、毛髪などの除去作業が正しくできているかをチェックする多言語対応アプリ「コロコロチェッカー」を開発し、好評を得ている。さらに従業員の体温や体調をチェックする新アプリの開発も進めており、将来的には「手洗いチェッカー」を含めた個人識別し管理できるパッケージとして、各施設へのユニット導入を進めていく。

価格は1セット(アプリ+センサー+ケース)10万円(税別、iPad別売り)。

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