2020年10月22日 16:22

松井証券は子どもと親のいる全国の20-60代男女、合計800名を対象に、「老後資金に関する調査」をインターネット調査にて実施した。まず、「年収の貯蓄割合に関して、それぞれの言葉の定義」を尋ねたところ、「浪費家」の定義は、年収の「10%以下」を貯蓄している人で、「貯蓄家」の定義は、年収の「30%以上」を貯蓄している人という結果となった。
「現在の世帯貯蓄額と、現在の生活における理想の世帯貯蓄額」について聞くと、現在の世帯貯蓄額は、中央値で20代「100万円」、30代「300万円」、40代「350万円」、50代「500万円」、60代「1200万円」と判明。また、理想の世帯貯蓄額については、20代「480万円」、30代「1,000万円」、40代「1,000万円」、50代「2,000万円」、60代「3,000万円」。世代別に、理想の貯蓄額と現在の貯蓄額を比較すると、年代が上がるにつれて、その差が大きくなる傾向にあり、60代で理想と現実のギャップ(差額1,800万円)が最も大きくなる結果となった。
「貯蓄の目的」を尋ねると、20~40代では子どものために貯蓄している人が8割超に対して、50代は5割に減少。子どものための貯蓄は40代までにひと段落する傾向が明らかになった。
さらに、老後の不安要素1位は「老後資金」であり、「貯蓄だけでは老後資金が足りない」と感じる60代は91.4%にのぼる。事前にやっておくべきことは、40代からの「資産形成・資産運用」で、「老後のために必要だと思う資金」は2,000万円だった。